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サイバーパンクの奥底まで ”RUINER”【ゲーム雑記】

 

 

先日発売された" RUINER " をクリアしたのでレビュー。

1年ぐらい前に このゲームの存在を知り 平沢進が楽曲提供するなどのアナウンスを最後に なかなかRUINERの情報を 日本で聞くことはなかったが 2017年E3にて RUINERの発売日が発表され Steamで予約。また、このゲームのため新PCも購入した。

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ブレードランナーのような サイバーパンクの世界観を意識し 丁寧に作られており、同時に 見下ろしシューティングゲームとしても よく作られているように感じた。

難易度はノーマルで、クリアには3日かけた(時間的には9時間くらい)

ストーリーなどはザックリと紹介し、本作の雰囲気に対するこだわり を語りたいと思う。

 

 

 

ハックされた主人公、無機質なマスク。

RUINER の世界では "ヘヴン社" が世界を実質的に支配しており、怪しい研究も多々行われているようだ。

物語は、ヘヴン社の施設で いきなりハッキングされた状態で始まる。様々な映像を映し出す無機質なマスクを被った主人公は、正体不明のハッカーによる「ボスを殺せ」という指示に従い、ドンドン奥へと進んでいく。

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出てきたのは いかにも 映像・漫画作品に出てきそうなコワモテスーツの敵(しかもカタナを装備)。主人公はパイプを片手に応戦する。

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最初から 飛ばしまくりの状態ではじまるが、ゲームとしては意外と まともなチュートリアルだったりする。

 

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 うまくいくと、ジャンボ尾崎風に褒められる。

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なんだかんだあって負傷した主人公は、女ハッカーの助けを借りて"レンゴクサウス"へと逃げ込む。そして唐突ながらも、ヘヴン社に捕らわれた 主人公の兄を助けるための戦いが始まる……。

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サイバーパンクとしての完成度が高い!

この手のジャンルのゲーム、実はSteamでも そこそこあるのだが、ただネオンサインやサイボーグなどを出して雰囲気は作ったものの 明確なストーリーなどがなく"作品"として楽しむことができないものもあって、扱い方が難しいイメージができつつあった。

そんな中、このRUINERが出てきたので 私はビックリ。

まず街のムービーシーン、

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いや…たまらなさすぎでしょ。これよこれ、これが見たかった!。

で、主人公を動かせるようになると…

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街が生きてる…! これはとても重要なことで、建物があり人がいるのに 孤独感を感じる 俗にいう「死んでる」現象が起きていないのだ。

ちゃんとサイバーパンクとしての基本を押さえつつ、この世界の構築に成功している。(ちなみに 街のBGM は 平沢進

 

そんで、一癖も二癖もあるキャラクターたち。

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街の住民は 意外とみんな親しみやすいので、驚く。サブクエストを依頼してくるものもいるし、変態マスク女は 主人公がゲーム中に死にまくるほど 報酬をくれる。

 

 

忙しくも爽快感のある 見下ろしシューティング

このゲームを遊んでいて感じた 第一印象は「忙しい!」。

一度 戦闘が始まると 四方八方から敵が湧くので とにかく忙しい。慣れないうちは 結構な割合で死ぬ。死んでも、すぐ復活できるので 苦ではないが

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筆者は 過去にNuclear Throne や 8DAYS などの見下ろしSTGを遊んだことがあるが それらとRUINERの明確に違う点をあげるとすれば、敵のアクティブな動きと 遮蔽物の少なさ だと思う。

今まで遊んできたものでは、敵が多くても それらが一斉に襲い掛かってくるわけでもなく、またこちらをしつこく追いかけてきたり狙ってくるような動きを見せることが全くなかった。加えて、遮蔽物があることによって 壁を使って攻撃を避けつつ 敵との距離をとる戦法が確立されていた。

しかしRUINERでは、敵は容赦なく こちらを追い込んでくるし(しかも後半は 瞬間移動などのテクニカルな動きもしてくる)、遮蔽物もまったくない

「それでは難しすぎるだろ!」と言われるかもしれないが、それがそうでもないのだ。

 

このゲームでは、アビリティという主人公に特殊能力を付与するシステムがあり、"バリア"や"ダッシュ"などを始め、"敵をハックして味方にする" "爆発を起こす" "HPを増やす" といった様々なアビリティが用意されている。

これらを活かして 戦えば、プレイヤーは さながらアクション映画の主人公のように 俊敏にカッコよく動けるようになる。(逆に言えば これに慣れないと 難易度がグッと上がる)

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あと武器の種類もやたら豊富で、スタンダードな「マシンガン」「ショットガン」から「火炎放射器」「冷凍銃」「敵を灰にするビーム」「電磁砲」などのSFチックな武器まで多数登場する。(カタナも振り回せるぞ!)

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まとめ

とりあえず、RUINERのレビューを書いてみたが とにかく楽しかった。また間隔を開けてから ハードモードをやろうと思う。ありがとう!霊魂ゲーム! デボルバー!

 

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